信州とは信濃の国の別名で、ほぼ全ての長野県を指します。
「信州地酒=長野県産の地酒」と表現することができ、数ある地酒の中でも美味しくてクオリティが高いと評判です。
広大で自然豊かな長野県では、多くの酒蔵で人気の銘柄が多く生産されています。
全国の人々を魅了する信州地酒の魅力はどこから来るのか、どんな特徴や銘柄があるのか、どうすればお得に入手することができるのかを詳しくご紹介していきます。
日本酒の原料は米です。長野県産のお米は流通量が全国13位で特出して多いわけではありません。
長野県は平地が少ないので食用米を作る広大な土地を確保しにくいことが関係しています。
一方で寒暖差が激しくて水質が良いなど、米作りとの相性がとても良い立地です。
長野からのアクセスも良い関東の場合、スーパーに並んでいるお米は新潟県産・茨城県産・北海道県産・富山県産などが多いでしょう。
長野県産のお米は流通量こそ多くないものの、コンテストで高評価を得るなど高品質のお米が多い特徴を持ちます。
また、日本酒作りは約20倍もの仕込み水が必要とされていて、その水の品質で味が変わります。
山が多くて南アルプスを中心にした天然水が豊富な長野県は、日本酒作りとの相性が良い地域です。
気候や立地から酒作りとの相性が良く、太平洋戦争以降に現地生産の酒米作りが活発になり、現在では多くの酒米ブランドが生み出されています。
信州地酒は製造する地域によって味わいや特徴が異なり、主に4つの地域に分類されています。
東信地域 | スッキリして飲みやすい |
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南信地域 | キレがある辛口 |
北信地域 | 甘口で喉越しが良い |
中信地域 | フルーティーな甘口 |
信州地酒にも様々な種類があるので、他の地酒と違った特徴は銘柄ごとに異なります。
前述にある通り、信州は酒米に加えて仕込み水の品質が良いので、全体的にクオリティが高くて上品な仕上がりです。
こちらの記事では信州地酒の種類や特徴について詳しくご紹介していますので、好みの銘柄選びの参考にしてくださいね。
2022年の県産酒米の生産量は3,422トンで、過去10年間では最小。
2014年の7,144トンから半減以下の水準まで生産量が落ち込みました。
コロナ禍で需要が激減したことと天候不良で酒米が不作だったことが要因です。
一方で信州地酒は全国から人気があるため、品薄状態を理由に一部の人気銘柄はプレミアム価格がつく高騰が見られます。
令和4年9月1日現在における長野県の酒蔵の数は74で、新潟県に次いで全国2位です。
長野県は地酒を広める活動に積極的で、信州の地酒魅力向上事業をしています。
その代表的な取り組みが、2021年と2022年に発行された「信州の地酒おトクーポン」です。
信州地酒(長野県内で製造されている酒類)購入に使える商品券を1冊4,000円分(500円券×4枚+1,000円券×2枚)を3,000円で販売し、1,000円のプレミアムを付けたキャンペーンです。
2022年にも第2弾が実施された実績があるので、今後の第3弾以降実施が期待されています。
長野県は地酒の販売支援に積極的ですので、お得なキャンペーンが実施されていないかチェックしてみてください。
高品質で全国をはじめ海外からも人気が高い信州地酒は、入手困難な品薄状態になってプレミアムが付くことも珍しくありません。
特に代表的な銘柄の事例をご覧ください。
信州亀齢 純米吟醸 無濾過生原酒 戸沢産 ひとごこち
※通称:戸沢米(とさわまい)
定価:720ml2,200円/1,800ml4,400円(税抜)
流通価格:720ml6,000円~/1,800ml9,000円~
このほかにも信州亀齢(しんしゅうきれい)シリーズは即完売になる人気銘柄が多いです。
戸沢米は毎回即完売になり、昨今は転売目的で大量購入する転売ヤーの存在が問題視されています。
信州ワインも国内外から人気で価格高騰をしている銘柄が多数あります。
当サイトが特におすすめするのは、シャトーメルシャンの椀子 マリコ ヴィンヤード メルローです。
毎回2,000円台の価格で販売されますが、人気が高い製造年の物は1万円を超える価格まで高騰しています。
酒蔵からの発売情報を事前にキャッチして、定価に近い価格で買うことが大切です。
コスパ良く美味しいお酒を自分で楽しむのもいいですし、何本か買って一部は飲んで一部をメルカリなどで転売すれば利益を出すことが可能です。
まずは即完売で品薄になる人気銘柄を知ることから始めましょう。
味が分かる方は、まずは1~2本買ってみて、その年の仕上がりが良ければ大量購入するなどの方法で大きな利益を出すことが可能です。
このように、信州地酒に詳しくなればお小遣い稼ぎをすることができます。
こうした転売行為が可能なのは定価以上に美味しくて、高級酒と同等以上の品質があるからです。
信州地酒は国内外から人気が高いので、まずは美味しいお酒を飲む目的で1本買ってみてはいかがでしょうか?
人気の銘柄を定価に近い価格で仕入れるには現地の酒屋などで直接購入するのが、最も確実なルートと言えますが、クレジットカードや電子マネーによる決済に対応していない店舗も少なくありません。
そうなると現金にて仕入れする必要がありますが、手元の現金が少ない場合にはアップルギフトカード買取等のサービスを活用して軍資金を調達する手もあります。ギフト券買取(現金化)には手数料が発生してしまいますが、転売行為によりそれ以上の利益を出せるなら有益な手法と言えますね。